研究テーマ Research

多様な生活スタイルを1つの環境で

インクルーシブは、私たちの生活と密接に関わり、ダイバーシティや教育と関連づけて語られることが多いキーワードです。さらに、SDGsをもとに世界が抱える課題の解決を図るうえで欠かすことのできない理念でもあります。コミュニティを重視した住環境づくりや多様なライフスタイルに対応できる持続可能な住環境づくりに向けた研究に取り組んでいます。

建築・都市の防災と復興計画

令和6年能登半島地震における対応が強く求められていますが、過疎化・高齢化の進行に伴う空き家・空き地の著しい増加が地域社会の弱体化や脆弱さをもたらし、共同体の存続が危ぶまれています。そこで、過疎集落のコミュニティを持続させるための方途を検討するとともに、防災対応力の向上に寄与する建築デザインについての研究を進めています。

コミュニティを重視した住環境

高齢者や障がい者など多様なユーザーの特性を踏まえた空間デザインの検討、充実した地域生活のための生活環境や施設のあり方に関する研究に取り組んでいます。また、高齢者や障がい者が住み慣れた地域で共に暮らしていける社会システムの構築や施設計画に向けた提案など、研究の成果を活かした実践活動にも取り組んでいます。

教育環境におけるインクルーシブデザイン

いま、世界では、あらゆる人を排除しないインクルーシブな社会を目指す動きがみられます。そこで、障害や病気の有無、国籍、性別といったさまざま違いや課題を超えて、すべての子どもが同じ環境で共に学び合う「インクルーシブ教育」システムの構築に向け、教育環境におけるインクルーシブデザインに関する研究に取り組んでいます。

上部へスクロール